薄曇りで絶好の田植え日和となりました。
地域の有志の方、久米夢クラブ(老人会)の皆様、学校田運営委員と6年生保護者の皆様のご協力をいただき、今年も全校児童で田植えを行いました。この学校田でこれまで多くの久米っ子たちが米作り体験を行ってきましたが、今年度中に着工予定の河川改修工事のため、ここは堤防になります。この場所で行う最後の田植えとあって、6年生の意気込みは例年以上であるように感じました。
開会行事の後、田んぼの周りを上手に歩いて、まず5・6年生がスタンバイ。久しぶりに入る田んぼの感触にあちこちから声が上がりました。
6年生は、入学以来、6回目の田植えとあって手慣れたものです。すぐに感覚を思い出し、先生の笛の合図で手際よく植えていきます。
5年生はコロナの影響で、昨年の田植えには参加できませんでした。2年ぶりの田植えです。最初は少し手間取っていましたが、慣れてくると、リズムよく、植えるスピードもどんどん速くなりました。
みんな汗をいっぱいかきながら、一生懸命に苗を植えていきます。途中、泥に足をとられて転んだり、しりもちをついたりする子?もたくさん見られました。
2時間目には、3・4年生が田んぼにやって来ました。一生懸命頑張っていましたが、高学年の子どもたちのように手際よく・・・とはいきません。植えたばかりの苗がすぐに倒れてしまったり、一度に苗をたくさん植えすぎたりと、悪戦苦闘しながら頑張りました。
汚れた服は頑張った証です。
3時間目。最後にやってきた1・2年生は、今回が田植えデビューです。ぬるっとする田んぼの土の感触やひんやりとした水の感触を楽しみながら、教わったとおり丁寧に苗を植えていました。終了の合図の後、満面の笑顔で「もっと植えたい!」と言っている子どもたちの姿が印象的でした。
たくさんの皆様のご協力のおかげで、今年も無事田植えが終わりました。これから6年生を中心に、草取りなどをしながら稲の成長を見守っていきます。もちろん、水の管理や草刈りなど、地域の皆様、保護者の皆様のご協力がなければできないこともたくさんあります。今後もお力添えをいただきますようお願いいたします。秋の稲刈り、もちつきで、子どもたちが、保護者・地域の皆様とともに収穫の喜びを分かち合えることを心待ちにしております。暑い中ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
5/30(日)に学校田の草刈り、草取りを行いました。学校田委員と6年生の保護者の皆様に多数(23名)ご協力いただきました。
作業前は、草が伸び放題だった斜面や田んぼの縁も、1時間ほどの作業でとてもきれいになりました。
午前中とはいえ、大変暑い中での作業となりました。毎年米作りをお手伝いいただいている地域の方には、同じ時間に代掻きもしていただきました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。明日の「田植え」は、全校児童で行います。子どもたちはとても楽しみにしているようです。明日も暑くなりそうですが、引き続きご協力をお願いいたします。
今日は、全国学力・学習状況調査の実施日でした。全国の小学6年生がこの調査に挑みます。久米小学校の6年生は、4月から「サンSUN広場」という放課後の補充学習に取り組み、基礎学力の向上とこの調査への対策に力を入れてきました。
2校時の算数のテストの様子を見せてもらいました。全員が今の自分の力を試そうと、いつもにも増して真剣な面持ちで問題と向き合っていました。今年度実施されたのは、国語と算数の調査です。結果は秋ごろになりそうですが、全国や県平均との比較、本校の児童のウィークポイントの分析などを行い、今後の指導に役立てていきます。
さて、西側玄関に目を移すと、ツバメの巣にヒナが孵っていました。雨の中でも親鳥がせっせと餌を運んでいます。ヒナたちも親鳥の姿を見つけると口を大きく開けて餌をねだっています。
一生懸命生きようとする姿、成長しようとする姿は、久米小の子どもたちの姿とも重なり、とても愛おしく感じます。ヒナも子どもたちも、早く一人前になって、自分の足で、自分の翼で立派に巣立ってほしいと願っています。
4年生がタブレットPCを持って学級園に来ていました。
理科の学習でヘチマの観察をしています。このところの雨と暖かさで雑草も伸び放題ですが、昨年の秋に地面に落ちたヘチマの種子が芽を出し、元気に育っています。
一人一台のタブレットPCを活用して写真を撮り、それぞれが観察記録をまとめていくのだそうです。4年生は、昨年度末にタブレットPCが導入された直後から頻繁に活用しているため、操作もスムーズで、手際よく作業を進めていました。
隣の畑に目を移すと、6年生が育てているジャガイモも元気に育っていました。その隣では、真っ赤に熟したおいしそうなイチゴがたくさんできていました。
梅雨とコロナで、なかなか思うような活動ができない状況ですが、できる限り自然に親しみ、豊かな心を育んでほしいと願っています。また、タブレットPC等のICT機器もフル活用して、楽しく分かる授業、主体的に学ぶ授業を進めていきたいと思います。
今日は一日穏やかな天気でした。先日3年生がポットに蒔いたホウセンカの種が芽を出し、植え替えの時期を迎えています。2校時の理科の時間に自分の植木鉢に移殖していました。
予備のポットの苗は、すでに植えてあるヒマワリの苗の周りに上手に植えていました。
植え替えの途中で、キャベツの葉の上にいるアオムシを見つけた児童がいました。アオムシも3年生理科で扱う大切な教材です。大事に育てて、ぜひ羽化の瞬間を観察してほしいものです。
3校時には、2年生が体育館でボール投げの練習をしていました。このところ、どの学年も新体力テストの記録測定に励んでいます。ソフトボール投げは、投げ方しだいで記録が大きく変わるため、低学年のうちから丁寧に指導しています。
4校時に運動場でタンポポ探しをしていた2年生が何やら騒いでいるので見に行ってみると、珍しい生き物がいました。残念ながら生きてはいませんでしたが、「モグラ」でした。
体長は15cmほどでした。「生まれて初めて見た。」という児童もいました。前足の鋭い爪に驚きながら、興味深く観察していました。職員の中にも本物のモグラを見たことがない者がいるくらいなので、子どもたちにとってとてもよい経験(発見)になったと思います。
梅雨とはいえ、暖かい日が続き、様々な生き物の活動が活発になっています。たくさんの動植物とふれあい、命の尊さや自他へのやさしさ、危険を回避する能力など多くを学んでほしいと思います。
今日は、梅雨の合間の晴れ間が見え、このところ予定していた活動を一度に行いました。午前中、2年生と松組・竹組の児童が夏野菜を植えました。
上手に植えるこつを教わった後、自分の植木鉢にミニトマトの苗を植えました。
みんな手を泥だらけにしながら、一生懸命植えていました。
畑には、スイカ、ナス、ピーマン、キュウリの苗を植えました。植える人以外は畑の外できちんと待って、密にならないように気を付けていました。明日からまた雨になる予報ですが、しっかりとお世話をして、おいしい夏野菜をたくさん収穫してほしいと思います。
同じころ、学校田では6年生が隅打ちと肥料まきを行いました。隅打ちは、機械で起こせない田んぼの隅をシャベルで掘り起こす作業です。肥料まきは、広い学校田にまんべんなく肥料をまく作業です。雨上がりで少しぬかるむ田んぼの中で、どちらの作業も泥にまみれながら一生懸命頑張っていました。30日には、代掻き・草刈りを6月2日には田植えを行います。この学校田での米作りは今年度で最後となります。心を込めて、おいしいお米を育ててほしいと思います。
午後は、プール清掃を行いました。5年生は小プール、6年生が大プールを担当しました。
プールに入るなり、つるっ・・・。いきなりびしょ濡れになってしまう子もいましたが、自分たちが使うプールを一生懸命に磨きました。1時間ほどでピカピカのプールになりました。大プールは、2月に塗装を塗り直していただいたので、ラインもくっきり見えて本当にきれいです。
今日は、たくさんの体験活動ができて本当によかったと思います。教室での学習はもちろん大切ですが、体験によって気付くこと・身に付くこともたくさんあります。コロナ禍で厳しい状況は続きますが、できる限り多くの活動が実施できるよう工夫していきたいと思います。保護者・地域の皆様には、温かい目で見守っていただければ幸いです。
1・2年生が生活科の学習で学校たんけんを行いました。はじめの会では、2年生が堂々とした態度で挨拶をしてくれました。廊下を走らないこと、授業中なので静かに移動すること、教室にあるものに勝手に触らないことなど、様々な注意をしっかりと聞いて、いざ出発です。
グループごとに約束を守りながら学校中のいろいろな部屋を探検しました。
特別教室で授業をしている5年生の教室にも入ってみました。
音楽室・図書室・図工室・・・1年生があまり入ったことのない教室では、2年生が優しく説明する姿も見られました。
家庭科室・理科室・放送室・・・2年生も掃除以外では入ったことのない部屋です。様々な道具や生き物にみんな興味津々でした。
職員室や校長室に入るときには、2年生が先頭に立って「失礼します。学校たんけんに来ました。入ってもいいですか。」と礼儀正しく挨拶ができていました。
校長室では、校長先生がいろいろなお話をしてくださいました。飾ってある歴代校長の写真もじっくりと眺めました。
探検を終えた子どもたちは、それぞれの部屋を回って集めたシールを眺めながら、とても満足そうでした。1年生は、自分たちの学校のことが一つでも多く分かるように、2年生は、1年生をリードして優しく教えてあげられるように、それぞれがめあてを持ち、楽しく仲良く探検することができていたと思います。
写真の方はどなたかご存知ですか?
久米地区の先哲、矢野玄道(やのはるみち)先生です。久米地区・久米小学校では、親しみを込めて「げんどう先生」とお呼びしています。久米小学校では毎年、玄道先生がお亡くなりになった5月19日前後に先生の遺徳を偲び「玄道祭(げんどうさい)」を行っています。
朝、5・6年生のほとんどの児童が、玄道先生のお墓にお供えする花を持って来てくれました。準備していた2つのバケツでは間に合わないほどのたくさんの花が集まり、玄道先生を敬愛する子どもたちの気持ちが現れているようでした。
例年ならば、体育館に集まって行う玄道祭ですが、今年は感染症対策として、校長室から各学級にライブ映像をオンラインで配信する形で行いました。校長先生に玄道先生の生い立ちや偉業について分かりやすくお話していただき、どの学年もしっかりと聞くことができていました。
続いて4年生と6年生の代表児童が作文発表をしました。二人とも、生涯学び続け、富や名誉には目もくれなかった玄道先生の人柄に触れ、先生を見習いたいことやこれからの目標について堂々と発表してくれました。
玄道祭の後、3年生以上の教室では、全員が玄道祭の感想やこれからのめあてを書いていました。どんな感想を書いてくれたのか楽しみです。
コロナの影響がなければ、5・6年生がみんなでお墓参りをする計画でしたが、お墓の周辺はあまり広くないので、密を避けるために校長と教頭が代表してお墓参りに行きました。5・6年生が持って来てくれたお花をお供えしてきました。
たくさんの子どもたちがお花を持って来てくれていたので、お墓の上にある記念碑の周りも綺麗に飾ることができました。
久米小学校では、毎月5の付く日を「三偉人の日(5日厳戈の日、15日玄道の日、25日藤樹の日)」として、地域の偉人を見習い、自分を見つめ直し、めあてを持って生活する日にしています。子どもたちが夢と誇りを持って力強く生きていけるよう玄道先生も見守ってくださっていることでしょう。
3校時、1年生の体育の授業の様子です。
いろいろな動物になって、平均台の上を歩いていきます。落ちないように慎重に。写真は、猫になっているところです。順番を守って、一人(一匹)ずつ上手にチャレンジしていました。
順番を待つ態度も身に付いてきています。友達の様子をしっかり見ること、体操座りで口を閉じて待つことなど、体育以外の学習でも大切な態度です。体育の授業で身に付けた学習規律・態度を様々な場面で発揮してほしいと思います。
3校時、今年度初めての研究授業がありました。6年生の算数科の授業です。
落ち着いた雰囲気で、一人一人がじっくりと考える授業でした。
スモールステップで分かりやすい展開でした。大勢の先生が参観していたので、初めは緊張気味だった子どもたちでしたが、すぐに普段の姿に戻り、分かったことを進んで発表しようと頑張っていました。
今日の内容は、文字を使った式を立式すること、その式を使って隠れた数値を見つけることでした。少し難しい内容ですが、中学校で学ぶ数学の学習に直結する大切な内容です。算数が得意な児童も苦手な児童も、それぞれが自分のペースで理解を深めようと頑張っている姿がとても印象に残ったすばらしい授業でした。