今日は3年振りの人権参観日と人権コンサートでした。
授業参観も人権コンサートも参観者を入れての開催です。
心配された雨も朝のうちはほとんど降らず、運動場に駐車してもグラウンドの状態も問題はない感じです。
まず参観日の授業の様子から覗いて見てみましょう。
まずは、松組から。松組さんと竹組さんが合同で授業をやっていました。
「思いやりを行動に」相手の身になって思いやり、進んで行動しようとする心情を育てる。というねらいのもと授業を行いました。授業の中で、ロールプレイング(役割演技)を行い、最後は意見を発表し合って、よりよい行動を知ることができました。
次は1年生です。「自分のよさ」自分の特徴に気付き、長所を大切にしようとする心情を育てる。が、ねらいです。
まず、 教材を基に、「ええところ」を友達が見つけてくれた時の主人公の気持ちを考え、 友達の「ええところ」について考えます。
そして自分の「ええところ」について考える授業でした。
2年生は、わたしのよさ「ありがとう、りょうたさん」の授業です。ねらいは、自分の特徴に気付いて、良いところを大切にしようとする心情を育てるです。
人物の特徴や良さを話し合うことで、子どもたちが友達や自分自身の特徴に気付き、これからも友達や自分の良さを大切にしていこうとする心情を育てていきたいと思います。
3年生は、「かがやくわたし・かがやくみんな」の授業で、お互いの良さを認め合うことを通して、自分に自信を持ち、自己肯定感を高める活動を小グループに分かれ、グループエンカウンターなどを活用して自分の考えを発表したり、友達と意見交換をしたりしていました。
元気な4年生は、「自分らしさ」を考えることを通して、多様な性の在り方について知り、個性を尊重し、認め合いながら生きていこうという意識を育む授業でした。
「自分らしさ」について考えることを通して、「男だから」「女だから」という意識の壁をなくし、どれも「その人らしさ」であることに気付かせたいと考えました。性の多様性についても知識を身に付けて、互いに認め合って生きていこうという気持ちを育てたいと思います。
5年生のみんなは、「コスモスの花ー勇気を出して、心の声をー」の授業を行いました。誰に対しても、決めつけたり偏見を持ったりせず、相手の気持ちを理解して同じ様に優しくて接して、正しいと思うことを実践する態度を育てるのがねらいです。
最後は6年生、「権利の熱気球」です。
基本的人権の考え方の中では、様々な権利が保障されています。しかし、その中でもどのような権利を大切に思うかは人それぞれであり、お互いの立場や価値観を尊重し合うことが、人権を大切にし、守っていくことにつながると考えます。子どもたちのより良い人間関係づくりにおいても、お互いを大切に思い合うことは重要ではないでしょうか。
さて、2校時の参観授業が終わると、みんな体育館に移動です。
3年ぶりの人権集会、人権コンサートの生演奏です。講師の先生は、通称ホーリーさんです。
このホーリーさん、元教師でさすらいのミュージシャン、その実態はおいしいクレープ屋さんという変わった経歴の持ち主です。ギターの腕前も一流なのですが、オリジナルの楽曲のレパートリーがとにかく多い、所謂根っからのシンガーソングライターって感じです。
今日もスタートから連続でオリジナルの「虫の息」「プランクトン」「じいちゃんの匂い」「ワシントン条約」と披露されました。中盤は、童謡「シャボン玉」「メダカの学校」「ぞうさん」「ふるさと」あぁ~懐かしいと思って聞いていましたが、後で低学年の先生方が話されていたのは、最近は学校で童謡を聞く機会がないのだそうです。みんな当たり前に知っていると思っていたので、ちょっとビックリでした。
最後は、こちらがリクエストしていたback numberの「水平線」を熱唱されました。この曲は、中止になった群馬インターハイに係っていた高校生の手紙がきっかけだったそうです。コロナ禍で先が見えない世の中をがんばって生きていく若者たちへの応援歌は、今の時代にぴったりの福音のようです。大好きな子もたくさんいて、片付けの際に「すごくよかった♬」と喜んでいました。
ホーリーさん、素敵な歌を届けてくださりありがとうございました。新年が始まってまだ一週間ですが、授業準備、教室掲示や会場準備をしてくださった先生方、お疲れさまでした。集まってくださった地域・保護者・関係者の皆さんありがとうございました。人が集うから人権集会なんだなと改めて感じた一日でした。