実るほど 首を垂れる 稲穂かな

2022年9月26日 15時55分

学問や技能が深まると、他人に対してますます謙虚になることの例えで使われる作者不明の故事成語です。五七五のリズムではありますが、俳句ではないそうです。秋なので、タイトルも俳句っぽく・・・。

本校には、学校田なるものが遥か昔より脈々と受け継がれておりまして、本日は、新しくなった学校田で稲刈りが行われました。

6年生と学校田運営委員の方、6年保護者、顧問の方たちのお力を借りて行います。

ケーブルネットワーク西瀬戸の方も取材に来られました。

まずは、顧問の方に挨拶をしました。そしてすぐに稲の刈り方をレクチャーしていただきます。

稲刈り用の鎌は、ノコギリ状の刃になっており、使い方を間違えるとけがをするので要注意です。

また、鎌にも右利き用と左利き用があると教えていただきました。

コンバインを持ってきていただき、自分たちで刈った稲をその場で脱穀していきます。

今日は、学校田の面積が狭くなったこともあり、ほぼ全部を手刈りで行こうということになりました。6年生は、全学年で最少人数なのですが、頑張りがいがありますね。

保護者と一緒に一列になり、ひたすら刈っては、脱穀、刈っては脱穀です。 

約1時間で、3分の2くらいの稲刈りができたので少し休憩をはさみ、あとは一気に仕上げました。

気が付けばきれいに自分たちの手で刈りきることができました。

素晴らしい達成感。ま、若干のチクチク感もありつつの・・・。

しかし、朝から心配していた天気も最後までもってよかったです。

最後に校長先生の話、児童代表のお礼の言葉で全行程を終了です。

保護者のみなさん、顧問の方々、本当にお世話になりました。

次は11月の「餅つき」です。

学校田の活動は、地域の方の協力なしには絶対に行えない活動です。

今日の稲刈りが人生で最初で最後の児童もいるかもしれません。

因みに私などは、教員になるまで、田植え・稲刈り未体験でした。

本当に貴重な体験でした。

本当にありがとうございました。

感謝しかありません。

実った稲穂のように人に頭を下げてお礼が言える人間でいたいものですね。