11/16 放射線セミナー

2020年11月16日 18時28分

 6年生が5・6時間目に「放射線セミナー」を受講しました。伊方原子力広報センターと愛媛大学から講師の先生にお越しいただき、身の回りの放射線について、詳しく教えていただきました。

 「放射性物質」「放射線」「ベクレル」「シーベルト」・・・。前半は、少々難しい内容のお話が続き、少し疲れた顔をしていた子どもたちでしたが、実験が始まると目つきが変わり、生き生きと取り組んでいました。

 一つ目の実験は、霧箱を使った放射線の観察です。霧箱の中をライトで照らすと、中心に置いてある放射性物質を含んだランタンの芯から、白い飛行機雲のようなものが様々な方向に飛んでいくのが見えました。

 二つ目の実験は、校内の様々な場所の放射線量の測定です。体育館の床の放射線量を全員で測定した後、グループごとに別々の場所を測りに行きました。

 測定結果はワークシートにまとめて、全員で共有しました。放射線量が最も多いのが運動場の土だったのは驚きでした。これは、運動場の土(真砂土)は、放射線量が比較的多い「花崗岩」が風化したものだからだそうです。ただし、今回測定した値は、人体に影響を及ぼす量よりはるかに低く、心配いらないことも教えていただきました。
 最後に、放射線や放射性物質から身を守る方法を教えていただきました。万が一(ないに越したことはありませんが)のときには、安全に避難できるように今日の学習を思い出してほしいと思います。