ちがいのちがい
2022年12月22日 13時59分今日は、「冬至」昼が一番短い日ですね。朝もなかなか太陽が出なくて、暗くて寒くて、やっぱりお日様に当たると元気が出るのは子どもたちだけではないことが実感できるような一日のスタートです。
今日は、昨日の5年生の道徳の授業を紹介します。「ちがいのちがい」という人権学習です。授業の目標は、「あってもいいちがい」と「あってはいけないちがい」について考えることを通して、文化・習慣・性別・個性等の多様性を知るとともに、自分たちの生活に潜んでいる差別や偏見についてみんなで話し合い、理解を深めていくことです。
まずは、授業の冒頭で、「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見・思い込み)」について紹介します。私たちは普段何気なく他人のことを「決めつけ」てしまっているのではないか?とクイズ形式の問題を交えながら考えていきます。このへんは、ウォーミングアップです。
次に本題「あってもいいちがい」と「あってはいけないちがい」について考える活動です。まずは自分で5分間。次に3~4人のグループに分かれ、グループの意見を決めていきます。この活動こそが「授業の肝」です。相手の考えを「受け入れる」のは、本当に難しい作業ですが、それでも相手の考えを「受け止める」ことができれば、無駄な争いや嫌な思いをする機会は格段に減ると思います。
普段、自我が強く言い争うこともある5年生ですが、相手の意見を真剣に聞いて、自分の考えをちゃんと相手に伝えようと、相手の目を見てちゃんと話しています。答えよりもこの活動こそが尊いと思えます。子どもたちは、この45分の間に加速度的に成長している気さえします。教師さえも「決めつけ」をしているのかもしれません。相手のことを「決めつける」のを止めて、「期待しよう」「応援しよう」という結末になりました。そうすればもう「伸びしろしかない」と、わくわくしながら一緒に成長できますね。
これからも明るく、楽しく、元気よく!人権学習に取り組んでいきたいと思います。
さて、今晩から明日・明後日にかけてかなりの積雪になりそうです。登校の際は十分注意してください。それではまた。