4年生:道徳「大きな絵はがき」研究授業

2022年9月20日 16時15分

三連休は、台風14号の接近で外出できなかった方も多かったのではないでしょうか?

幸い久米小学校は、台風の被害にあうこともなく、今日も元気な久米っ子は、勉強にスポーツに精を出すのでした。

連休明けで学校に元気にやってくるだけで100点満点!大満足です・・・と言いたいところですが、4年生は、4時間目に研究授業を行いました。

指導者は、本校で一番フレッシュな女性教諭です。放課後の水泳指導や陸上指導もバリバリこなす若手のホープです!見どころあります。

さてさて、そんな先生の授業はどのような様子だったのでしょうか?

今日のテーマは「友情」です。

ねらいは、「友達と互いに信頼し合い、助言し合いながら、友情を深めていこうとする心情を育てること」だそうです。

む、む、む・・・なかなか深いですね。難しそうと言うか、理想的と言うか、ギャングエイジの4年生にとっては、とても大事で必要な内容だと感じました(だから教科書に載っているのですが)。ギャングエイジ(Gang Age)って言葉は、犯罪集団の様な悪いイメージを持たれるかもしれませんが、さにあらず。

ギャング=チーム、ユニット、仲間を表し、

エイジ=時代、年代、年齢を表しています。

なので、ギャングエイジを直訳すると「仲間時代」となります。小学校の中学年から高学年にかけて子どもの自立は一気に進みます。この時期になると自我が芽生え、自分の意見が言いにくくなり、生意気な発言が多くなるそうです。それが成長の証となるのです。

本校の4年生は自分の意見がしっかり言えましたか?う~~ん、どうでしょう。

さて、話は本流の道徳に戻ります。

授業の様子をそ~~~っと覗いて見てみよう

今日の授業のための準備は万端でした。事前に取ったアンケートを円グラフで分かりやすく表して提示したり、題名にも出てくる絵はがきを用意して子どもの興味関心を引いたり、大学時代の友人の友情エピソードを説話で話すなどなど盛りだくさんです。気合い入っています。(個人的な見解ですが)

子どもたちの反応も最初は緊張からか口数が少なかったものの、活発に意見を発表する子が多く、いろいろな意見が交換できました。

この授業のメインディッシュは、主人公の心の葛藤を見つめることを通して、真に友達のことを思う気持ちを考える場面です。自分とは異なる友達の意見を聞いて、考えを変える子。考えや感情が入り乱れて分からなくなってしまう子。いろいろです。いろいろいるのが良いんです。悩んだり、迷ったりして出した答えがきっとこれからの自分自身を作るのです。

放課後の研究協議では、授業者の先生は授業展開や発問について、反省の言葉を口にしていましたが、今日の授業がスタートで、いつか授業のねらいに近づいたり子どもたちが自分で気付くことができたら十分だと思いました。

きっとそんなクラスになりますね。

授業の準備・実践お疲れさまでした。

ありがとうございました。