楽習(がくしゅう:楽しく習う)する授業を!
2022年4月12日 16時20分
「人間は考える葦である」とは、かの有名なフランスの哲学者:パスカルの言葉です。
これは、「人間は自然の中では葦のように弱い存在である。しかし、人間は頭を使って考えることができる。考えることこそ人間に与えられた偉大な力である。」ということを述べているのだそうです。
学校の授業を通して、考える力、面白さ、想像力を掻き立てる活動、子どもの心に火をつけるような授業ができればと考えています。
子どもの心に火をつける最大のモチベーションは、やはり「楽しい学習」に他なりませんね。
本日は、6年生の理科の授業の紹介です。
理科の醍醐味といえば、なんといっても「実験」ではないでしょうか?
子どもたちの好奇心をくすぐりつつ、今までの学びを生かして「考える」授業・実験に挑戦しました。
これは、飛行機が揚力の力で飛んでいることを体感する実験です。なんだか超能力みたいですね!
これは、風船とボールが落ちる速さを同じにする実験です。
物が落下するのはなぜ?と投げかけると、「重力があるから」と答えてくれます。
「重力」は、言い換えれば、「地球に引っ張られる力」のことで、重いものが速く落ちて、軽いものがゆっくり落ちるわけではありません。じゃ何で、風船のほうが遅く落ちるのか?
風船のように軽いものは、地面の間にある「何か?」の影響を受けていることに気づきます。
間にあるもの?それは空気です。目に見えない空気がブレーキをかけていると考えつきました。
そこで、空気抵抗を同じにしてやると、風船もボールもほぼ同じ速度で落ちることがわかりました。
自分たちで考え、実験し、証明する。これが理科の醍醐味です。
振り子の実験を応用した「ペンデュラム・ウェーブ」や「パスカルの原理」を利用した浮沈子の実験も楽しく取り組みました。
最後は、みんなが一番盛り上がったペットボトルロケットの実験。
いつか、久米小学校から宇宙飛行士が誕生するかもしれません。
6年生の子どもたちも教えている先生も大いに盛り上がった授業となりました。