5/14 玄道祭

2021年5月14日 18時46分

 写真の方はどなたかご存知ですか?

 久米地区の先哲、矢野玄道(やのはるみち)先生です。久米地区・久米小学校では、親しみを込めて「げんどう先生」とお呼びしています。久米小学校では毎年、玄道先生がお亡くなりになった5月19日前後に先生の遺徳を偲び「玄道祭(げんどうさい)」を行っています。

 朝、5・6年生のほとんどの児童が、玄道先生のお墓にお供えする花を持って来てくれました。準備していた2つのバケツでは間に合わないほどのたくさんの花が集まり、玄道先生を敬愛する子どもたちの気持ちが現れているようでした。

 例年ならば、体育館に集まって行う玄道祭ですが、今年は感染症対策として、校長室から各学級にライブ映像をオンラインで配信する形で行いました。校長先生に玄道先生の生い立ちや偉業について分かりやすくお話していただき、どの学年もしっかりと聞くことができていました。

 続いて4年生と6年生の代表児童が作文発表をしました。二人とも、生涯学び続け、富や名誉には目もくれなかった玄道先生の人柄に触れ、先生を見習いたいことやこれからの目標について堂々と発表してくれました。

 玄道祭の後、3年生以上の教室では、全員が玄道祭の感想やこれからのめあてを書いていました。どんな感想を書いてくれたのか楽しみです。

 コロナの影響がなければ、5・6年生がみんなでお墓参りをする計画でしたが、お墓の周辺はあまり広くないので、密を避けるために校長と教頭が代表してお墓参りに行きました。5・6年生が持って来てくれたお花をお供えしてきました。

 たくさんの子どもたちがお花を持って来てくれていたので、お墓の上にある記念碑の周りも綺麗に飾ることができました。
 久米小学校では、毎月5の付く日を「三偉人の日(5日厳戈の日、15日玄道の日、25日藤樹の日)」として、地域の偉人を見習い、自分を見つめ直し、めあてを持って生活する日にしています。子どもたちが夢と誇りを持って力強く生きていけるよう玄道先生も見守ってくださっていることでしょう。