大洲市立久米小学校 
  

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7/2 防災学習(5年生)

2021年7月2日 19時15分

 平成30年の西日本豪雨災害から3年が経とうとしています。今日は、5年生が総合的な学習の時間に「水害」に関する学習を行いました。NHK松山放送局から3名の方にお越しいただき、「水害から命を守る」キャンペーンで企画された内容を、体験を交えて学習しました。

 2校時には、まず、映像(他県の水害)を見ながら水害の恐ろしさについて学びました。

 次に、特殊なアプリを使って、西日本豪雨の時の浸水の様子を再現してみました。

 タブレットPCのカメラを通すと写真のように水が合成されて、当時の水位が再現されました。初めは画面上で潜ったり泳いだりして楽しんでいた子どもたちでしたが、「この水の中を避難することができそうですか?」と問いかけられると、真剣な表情に変わり、早めに避難することの大切さに気付いたようでした。

 その後、タブレットPCを貸していただき、玄関や運動場など、様々な場所で当時の水位を確かめました。アプリを使って水害を疑似体験した感想は、みんな積極的に発表していました。

 3校時は、人気ユーチューバー「フィッシャーズ」の動画を活用した学習でした。

 4コマ漫画の要領で、「避難しようとしない家族をどうにか避難させるための一言」や「氾濫した川の様子を見に行こうとする友達を思いとどまらせるための一言」を考えながら、早期避難と危機回避行動の重要性について考えました。

 一人一人で考えた後、同じテーマのグループに分かれて話し合い、発表する作品を選びました。

 グループの代表の児童が、命を守る行動をとる(とらせる)ための様々なアイデアを発表してくれました。

 今回の学習をとおして、一人一人が水害の恐ろしさを再認識し、早期避難と危機回避行動の大切さに気付いたようでした。授業後は、1000年に一度の頻度で起こる可能性のある最大規模の豪雨災害による浸水水位も疑似体験しました。校舎2階まで水没してしまう映像を見ながら、どのような行動をとればよいかと考えを巡らせている児童も多くみられました。
 この学習の模様は、7月9日(金)18:10からのNHK「ひめポン」で放送される予定です。子どもたちの学習の様子をご覧になり、ご家族で防災・減災について話し合うきっかけにしていただければ幸いです。